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30000系以来、8年ぶりとなる新設計車両・標準車両として2004(平成16)年11月に落成。製造メーカーも日立製作所へと移り、同社の鉄道車両シリーズ「A-train」を採用。アルミダブルスキン構造を持つ車体は、FSW技術により接合され美しい仕上がりとなるのが特徴です。東武鉄道では100系に続くアルミ車両となり、通勤型車両では初採用となりました。
外観は、これまでの東武スタイルを覆す斬新なデザインとなり、カラーも新規設定のシャイニーオレンジを採用。戸袋部に着色するという関東では珍しいスタイルをとっています。同部分には車号表記が刷り込まれていますが、落成後に社章が追加され、ようやく東武の車両らしくなりました。30000系の実績を踏まえ、IGBT式VVVFインバータ制御に加え、東上線初のワンハンドル式の運転台となっています。車内はバリアフリー対策を余すところ無く採用し、座席の片持ち式化や、集中冷房化、UVカットガラスによる固定窓化など、東武初の試みが多く採り入れられています。しかしながらコストダウンを図る一方で、「東武らしい」妥協しない部分も多々あり、この辺りが他社の共通車両とは異なっています。2005(平成17)年3月のダイヤ改正よりデビューしました。(→「50000系 甲種輸送」「50000系デビュー!&リバイバル8000系撮影会」)
なお第2編成は若干の設計変更が行われ、同時期に製作の50050型と同様の貫通扉付き前面デザインへ。また最近では、モケット交換(ブルー系)と共に座面の交換、床材の変更、側窓の一部開閉化も行われています。
続く第3編成以降は、側窓が一段下降窓となり、これにより屋根上の非常換気装置が廃止されています。また座席のバケットシート化やモケット色の変更、ドア付近手すりの形状変更や開閉予告灯の設置など、マイナーチェンジを実施しています。 |
登場年 |
2004(平成16)年 |
主電動機 |
TM-03 165kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御(IGBT) |
編 成 |
5M5T |
最高速度 |
120km/h |
在籍数 |
9編成 90両 |
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50000型の衝撃的なデビューから1年後。早くも本線用に50050型が誕生しました。基本的には50000型と同様ですが、半蔵門線・田園都市線への直通対応化が図られています。
特筆すべきは乗り入れ機器(ATC/S装置・IRアンテナ)を30000系より流用することで、これにより30000系は6+4編成というスタイルを生かし、地上運用へ復帰し5050系型淘汰する・・・東武お得意の図式が成り立っています。
3次車となる51061Fより、側面窓の下降窓化、座席のバケットシート化やモケット色の変更、ドア付近手すりの形状変更や開閉予告灯の設置など、マイナーチェンジを実施。その後、従来編成についても、モケット交換と共に座面の交換、床材の変更、側窓の簡易開閉化(非常換気装置は撤去せず)も行われています。
(→「50050系 第2編成 搬入」「50050系 マイナーチェンジ車登場」「50050系 51064F甲種輸送」) |
登場年 |
2005(平成17)年 |
主電動機 |
TM-03 165kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御(IGBT) |
編 成 |
5M5T |
最高速度 |
120km/h |
在籍数 |
18編成 180両 |
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乗り入れ機器移設対応編成 |
新製時より取付 |
51051F |
2006.3 |
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新製時より取付 |
51061F |
2009.1 |
31613F+31413F |
⇒ |
51052F |
2006.3 |
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新製時より取付 |
51062F |
2009.1 |
31611F+31411F |
⇒ |
51053F |
2006.5 |
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31605F+31405F |
⇒ |
51063F |
2009.3 |
31614F+31414F |
⇒ |
51054F |
2006.6 |
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31610F+31410F |
⇒ |
51064F |
2009.4 |
31601F+31401F |
⇒ |
51055F |
2006.7 |
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31604F+31404F |
⇒ |
51065F |
2009.4 |
31612F+31412F |
⇒ |
51056F |
2006.5 |
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新製時より取付 |
51066F |
2009.7 |
31608F+31408F |
⇒ |
51057F |
2006.11 |
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31603F+31403F |
⇒ |
51067F |
2009.8 |
31602F+31402F |
⇒ |
51058F |
2006.12 |
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31615F+31415F |
⇒ |
51068F |
2009.9 |
31607F+31407F |
⇒ |
51059F |
2007.2 |
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31603F+31403F |
⇒ |
51060F |
2007.3 |
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50050型の登場から2年。再び東上線へ新形式車50070型が登場しました。2008(平成20)年6月開業の地下鉄副都心線への乗り入れを考慮した車両で、同線でのワンマン運転に対応。基本的には他の形式と同様ですが、乗り入れ協定に基づいた、行先表示器のフルカラーLED化が特筆されます。なお、2008(平成20)年8月に増備された51075Fでは、側窓の簡易開閉化が行われています(構体完成後の設計変更のため、JR西日本で見られるような内折れ式)。続く51076Fからは50050型2次車と同様、側面窓の下降化などに加え、20050型(新製時)以来となる車内ドア上へのLCDモニターを設置されました。 |
登場年 |
2007(平成19)年 |
主電動機 |
TM-03 165kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御(IGBT) |
編 成 |
5M5T |
最高速度 |
120km/h |
在籍数 |
7編成 70両 |
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50000系シリーズの『特別版』とも言える車両です。副都心線乗り入れに伴うダイヤ改正に合わせ、夕刻、池袋からの定員着席サービスとしてライナー列車を運転。これに充当させるべく新製されたのが50090型です。関東では初となるL/Cカーを導入。これにより、昼間でも難なく普通運用を行えます。名称も公募により「TJライナー」に決定。東上線の新たな優等列車として華々しくデビューしました。(→「東上線「TJライナー」用 50090系 甲種輸送」「「新・東上線」〜50090系“TJライナー” デビュー」) |
登場年 |
2008(平成20)年 |
主電動機 |
TM-03 165kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御(IGBT) |
編 成 |
5M5T |
最高速度 |
120km/h |
在籍数 |
6編成 60両 |
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