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営団地下鉄有楽町線(7号線)乗り入れ用(当初予定13号線)として製作された、東武初のステンレス車両です。まず先行試作車として、1981(昭和56)年に東急・富士・アルナの三社合作によって9101Fが誕生しました。当時流行だった左右非対称の前面、バランサ付き一枚下降窓の採用や、自動界磁主回路(AFE)チョッパ制御装置など数々の新機軸が取り入れられました。その後、1987(昭和62)年には量産型が登場。着席幅の拡大による扉間隔の変更や、スイープファン取り付けによりクーラーキセが連続型へ、またパンタ台数の見直し、側面方向幕の取り付け位置変更などが行われました。
さらに増備用として1992(平成3)年に9108Fが製造されましたが、当時製作中の10030型と共通の設計となり、車体や台車に変化が見られる異端車となっています。 |
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2006(平成18)年秋より9102Fを皮切りに、リフレッシュ工事及び地下鉄副都心線ワンマン乗り入れ準備工事が行われ、ワンハンドル運転台化、パンタグラフのシングルアーム化、冷房機更新、行先表示機フルカラーLED化、室内アコモの変更など多岐に及ぶ大改造が行われ、扉間幅の異なる試作車9101Fを除く全編成の施行が完了しています。(→「9108F 副都心線向け改造終了」) |
登場年 |
1981(昭和56)年 |
主電動機 |
TM-81 150kw |
制御方式 |
自動界磁式主回路チョッパ制御 |
編 成 |
6M4T |
最高速度 |
110km/h |
在籍数 |
8編成 80両 |
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東上線輸送力増強のため、1994(平成6)年に登場。従来の9000型とは大幅に設計が変更されたため新形式9050型となりました。基本的には当時製作中だった20050型と同様とし、制御装置のVVVF化や方向幕のLED化、車内案内用のLCDモニター、自動放送装置などを設置。またスイープファンの廃止により、クーラーキセが単体となりましたが、従来の屋根構体を踏襲しているため、取り付け位置が不揃いとなっています。なお、LCDモニターは装置の不具合などの関係から、20050型と同様に1999(平成11)年より全車撤去されています。
2008(平成20)年6月開通の地下鉄副都心線乗り入れに伴い、9000型と同様のリフレッシュ工事及びワンマン運転設備工事が行われ、車内には再度、案内表示機(LED式)が設置されました。 |
登場年 |
1994(平成6)年 |
主電動機 |
TM-92 150kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御(GTO) |
編 成 |
6M4T |
最高速度 |
110km/h |
在籍数 |
2編成 20両 |
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8000系に代わる新通勤型車両として1983(昭和58)年にデビュー。車体関係など基本的には先に登場した9000型を踏襲しており、その地上車バージョンと言える形式です。制御方式は8000系のバーニア式制御にGTOサイリスタを用いてバーニア界磁チョッパ方式となりました。
2・6・8両編成が製造され、平成元年には一部の8両編成にモハ15000形・サハ16000形を組み込んだ10両編成化が行われましたが、編成美が考慮され従来の仕様で製造されています。 |
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2007(平成19)年1月には11601Fをリフレッシュ工事のため、津覇車両館林作業所へ一年半掛かりで入場しました。改造内容は9000系リニューアル車とほぼ同様ですが、若干の変更が加えられています。(→「10000系リニューアル車デビュー」)なお、2010(平成22)年8月の11607Fをもって、本線6連についてはリニューアル工事が終了し、2014年には、東上線所属であった8両固定編成の本線転属(→「東上線11802F+11202F 館林へ」)に伴い、2連と共にリニューアル工事(前照灯・客室内LED化、情報装置“パッとビジョン”取付)を受けています。 |
登場年 |
1983(昭和58)年 |
在籍数 |
2連 |
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4編成 |
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8両 |
6連 |
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9編成 |
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54両 |
8連 |
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2編成 |
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16両 |
10連 |
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4編成 |
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40両 |
計 |
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118両 |
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制御方式 |
他励界磁チョッパ制御 |
最高速度 |
110km/h |
主電動機 |
TM-83 140kw |
編 成 |
1M1T 3M3T 4M4T 5M5T |
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10000型のマイナーチェンジ車として、1988(昭和63)年に登場。車体はダブルフィニッシュ仕上げの軽量ステンレスへ、また前面も一体成形のFRPとなりました。10000型とデザイン的に近い京王電鉄7000系も、10030型と同時期にマイナーチェンジしており、車体がダブルフィニッシュ仕上げとなっています。東武の場合は前面デザインも変更し、完全な新系列となりました。この他、台車のボルスタレス化、CPの低騒音形への変更など数々の改良が加えられています。また近年では冷房機の更新工事が行われました。 |
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2011(平成23)年より11636Fを手始めに、リニューアル工事が開始されました。メニューは10000型リニューアル工事車とは若干異なる内容となりますが、フルカラーLED化に加え、東上線11640F=11440FではLCD式車内情報装置が、また本線11632Fでは、客室LED照明の試験採用(→「11632F リニューアルデビュー」)が行われ、以降本採用となっています。
また東上線においては、リニューアルに際し固定編成化改造(中間先頭車を運転機器撤去の上、サハに形式変更)を受けています。(なお11032Fと11639F=11443Fについては、50000系と同様のVVVF制御装置へ換装。これはチョッパ装置の部品確保を目的としています)
2013年より、本線での運用は野田線(アーバンパークライン)へとシフト。専用カラーとなって活躍中です。 |
登場年 |
1988(昭和63)年 |
在籍数 |
4連 |
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13編成 |
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52両 |
6連 |
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9編成 |
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54両 |
10連 |
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7編成 |
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70両 |
計 |
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176両 |
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制御方式 |
他励界磁チョッパ制御
(一部、VVVF制御化編成あり) |
最高速度 |
110km/h |
主電動機 |
TM-83 140kw |
編 成 |
2M2T 3M3T 5M5T |
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1992(平成4)年より登場しましたが、新形式ではなく10030型のマイナーチェンジ車として50番台の区分となっています。主な変更点は、車いすスペースの設置とスイープファンの新設です。これにより、クーラーキセが連続形となり、10030型0番台と容易に区別できます。この他、2連タイプも登場し、このうち11267Fは試験的にシングルアームパンタが採用されました。さらに14461号車のみ前面デザインの変化(現在は修正され、他車と同様)があり、11267Fと共に異端車となっています。また近年では冷房機の更新工事が行われました。 |
登場年 |
1992(平成4)年 |
在籍数 |
2連 |
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18編成 |
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36両 |
4連 |
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11編成 |
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44両 |
6連 |
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18編成 |
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108両 |
計 |
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188両 |
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制御方式 |
他励界磁チョッパ制御 |
最高速度 |
110km/h |
主電動機 |
TM-83 140kw |
編 成 |
1M1T 2M2T 3M3T |
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私鉄各社でVVVF制御車両が登場する中、東武でも試験的に採用したのが10080型です。車内などは同時期に製作中の10030型と同様ですが、モハ12480形には日立製のVVVF制御装置を2台集中艤装し、1C4M制御としています。各種試験データをもとに、のちに登場する100系スペーシアでの本格的採用への基礎を作りました。試験車ということもあり、1編成のみの在籍で、出会えるチャンスが非常に少なくなっています。しかしながら、独特のVVVFサウンドは、乗車までの苦労を忘れさせてくれました。
長らく(2004年秋頃から?)春日部出張所に故障留置中だった同系ですが、2006(平成18)年に入り南栗橋工場へと回送。翌年、制御装置を50000系と同一のIGBT式へ交換し運用復帰しています。 |
登場年 |
1988(昭和63)年 |
主電動機 |
TM-88 170kw |
制御方式 |
VVVFインバータ制御
(GTO → IGBT) |
編 成 |
2M2T |
最高速度 |
110km/h |
在籍数 |
1編成 4両 |
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